ヨコハマのでんき

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アフターFIT後は自家消費型の太陽光発電へⅡ

今回は、ドイツのFITバブルのころに太陽光発電を自宅の屋根や工場屋根に設置したオーナーに太陽光発電をつけた目的や今後どのように運営していくなについてインタビューをしました。

再生可能エネルギーを賢く使うドイツのご家庭、ギャリー・ワットルバさんのお宅では、新築の際に、太陽光発電と地中熱ヒートポンプを導入。地中熱ヒートポンプの仕組みとしては、地上1m~1.2mのところにパイプを埋め込み、地上と地中の温度差を利用、地中からの自然エネルギーを再熱し、地下を含む、1F,2F部分の床暖房として使用しています。

太陽光発電を3.1kW設置し、現在は余剰分を売ったほうが特になるので、余剰分を売電していますが、FIT終了後、電力会社の買取価格が安く、売電するメリットがなくなった際には、自家消費にてすべて使用する計画です。今年8月に追加でつけた太陽光発電は、100%自家消費しており、現在は冷蔵庫や洗濯機を使用する際に利用していますが、近い将来EVカーを導入し、太陽光発電から充電できるようなシステムの構築をし、EVカーの充電口も設けています。

ギャリーさんによると「地中熱ヒートポンプの導入は空気から熱を集めるヒートポンプより導入コストは3倍程高いが、地中の熱を集めて水を温めるので、地球に優しい。また太陽光発電を設置し、今はFIT価格にて余剰を販売しているが、自家消費型のエネルギーの使われ方が主流になるので、EV充電器や蓄電池に溜めたり、使ったりすることで、不安定な太陽光発電も安定させることができる」とのこと、今と少し先の未来に対応したエコハウスを楽しんでいるようです。

ドイツのFITバブルが始まって1年目に自社ビルの屋上に太陽光発電を500kWつけたスチールメーカーMEDAGのCEOハロルド・ガンフォルフ氏は、「当時は単純に投資目的で設置した。2年目にもうひとつの自社ビルの屋上にも太陽光発電を設置したが、容量は大きいにも関わらず、2年目で売電単価が下がったため、売電金額が1割ほど低い。メンテナンスは定期的に業者におこなってもらっているが、当初のO&M業者は高額だったために、2年目からは地元の会社に頼んでいるが、特に問題は起きていない。1ヶ月に1回、売電金額を確認するが、太陽光発電をつけてわかったのは、エネルギーは利益も生むが、コストにもなる。自分はスチール会社なので、スチールを切る際にスチールカッターを使い、非常に熱を発し、熱ロスが多い機械なので、この熱を別のエネルギーに転換できなかと考えている。このように自分たち一人ひとりがエネルギーに敏感になり、創り、ロスを減らしていくということが今後ますます必要になってくると思う。」

お二人ともFIT制度のもと、売電に魅力があり、太陽光発電を設置したものの、現在では、自家消費で太陽光発電を使う生活にシフトをする準備をしていたり、太陽光発電とはまた違ったエコなエネルギー利用したいと考えていたり、アフターFITを見据えて自分自身で考え、行動しようという意欲を持っていることに大変驚きました。